Thanks to Happy Spot Club.

かほり

2012年02月02日 04:57

私は10代の時、命を捨てようとしたことがあります。

あの日、薄れゆく意識の中、家族が私を何とか病院に運ぼうとするやりとりが聞こえました。

「救急車呼ぼうか?」

「かほり、大丈夫?」

「どうしたの?」

「かほりが、おかしいの!」

かほり!!かほり!!かほり・・・


服薬自殺から7年後・・・。


私はボランティア団体Happy Spot Clubに所属することになりました。




でも、毎日が過去の自分との戦い。




私の隣にはいつも10代の頃の私が寄り添っていました。

いつも私の側にいて、ボランティア活動をする私を見ると
クスクス笑うのです。

「死に損ないの罪人が、誰かの命を助けるなんて変わった話もあるんだね?」

とでも言うかのように・・・。

気が病みそうになりました。

でも、そんな時は心の中でこうつぶやいていました。

『自分の罪が許せなかったら、許すことに励みなさい。それが、あなたの一生の償いです』

そうすると、もうひとりの私は消えてくれます。

私は、自分の罪を意識することで自分の命をつないでいました。

そして、いつの間にか自分が楽しい生活をすることは、いけないことだと思うようになりました。

毎日が苦しくて苦しくて、息が詰まりました。

悪夢を見るようになりました。

でも、私がいつもイベントでヘトヘトになるまで写真を取り続けたり

どうしようもなく落ち込んでいるとき

仲間が気遣ってくれました。

「かほは頑張りすぎw」

「ちゃんと、飯食えよぉ~!!」

「おー!かほりん!!大丈夫か(・w・)」

「今日は、イベント撮影ご苦労さま(^^)」

「ちゃんと寝ろよぉ~。」

些細な言葉だけど私には、どれも凄く嬉しい言葉でした。

最初は笑うことも話す言葉も何から何まで自信が無かったのですが・・・

それも少しずつなくなってきました。

もうひとりの私も時々、私を冷やかしにやって来るのですが、
前ほどではありません。




私にとって、Happy Spot Club とはきっと掛け替えのない居場所なんでしょうね。




今は、Happy Spot Club のリーダーとして活動している私ですが、

私が今、こうして出来ることを頑張れるのは

仲間がいるからなんです。



今の私があるのは仲間との出会いのおかげ。

今のHappy Spot Club があるのも仲間のおかげ。



少し照れくさいけれど、これでもリーダーは仲間にとても感謝しています。



い、いつもありがとう・・・ね (〃△〃)ボソッ