Kahori写真詩集

私は小さそうに見えて、でも実はとても大きなものを背負って生きている。
それは、自分という『命』だ。

それと、もう一つ背負っているものがある。

それは、うつ病という『病気』だ。

何度も自傷行為をした。
何度も自ら命を絶とうとした。

でも生きている。

最初の頃は生きることが自分の罰だと信じていた。

でも、今は違う。

まだ、病気に悩まされるけれど、

「もう、二度と自分を傷つけるな！！」
「もう、二度と人の心を踏みにじるな！」

と自傷行為の傷跡が私にこう語りかけてくる。

私には守りたいものがある。

それは大切な人たちとの出会いだ。
すれ違いのままで終わってしまった出会いもあるけれど、
全ての出会いが私をここまで育ててくれた。

きっと、これからも出会いには支えられると思う。

だから、これからも生きていきたいと思っている。
守りたいものを守りたいと思っている。

そう気付くのに かなりの時間がかかってしまったけれど
無意味な時間も無意味な出会いもない。

胸を張ってそう言える自分がいる。

だから、未来に凄く興味がある。

生きることが私の大切な宝物だと信じている。

生きることは凄い事だと思う。



2011.5.11