Kahori写真詩集

７月２４日（土）アクトホール波田にて『第２３回国連軍縮会議in松本
つなげ！広がれ！平和ライブPEACE LIVE 2011』が行われました。





一瞬で多くの命を奪う大量殺戮兵器・核兵器をはじめ、この地球からそういったものが無くせないものか。日本中に世界中に、次世代につなぎ、平和を広げよう。という想いで開催されたこのイベント…。



私は写真記録係として今回このイベントに参加しました。



　戦争体験をしたことのない私ですが、戦争体験談のお話を聞いているうちに何故か頭の中に９２歳の私の祖母の顔が浮かびました。祖母は我が家で唯一の戦争体験者です。　戦争の戦火が激しくなりはじめた東京から子供を疎開させようと祖父の生家である長野県に祖母は来ました。
　そして、子供だけ置いて、自分は東京に戻るつもりだった祖母でしたが、その一週間後、東京大空襲。この空襲で家も財産も、大切な人たちも祖母はすべて失いました。
その後の祖母の暮らしは一変。一度も体験したこともない農業や、東京から来たというだけで受けた差別。
９２歳になる祖母は『あの頃に帰りたい。』と未だに胸の想いを語ります。
でも、祖母の言う東京は戦争前の東京。今、祖母の家は跡形なく、きっとビル立ち並ぶ街に変わっているでしょう。
戦争で失ったものは祖母の心の中で今も生き続けています。悲しみ、悔しみ、怒り、憎しみ。ですが祖母は今も生き続けています。
戦争は人間が起こしたもの。私たちが強く願えば防ぐ事が出来るもの。そして、この先の未来に絶対受け継がせてはいけないものだと私は思います。





これからの未来は『明るい日』と思える『明日』に繋がるよう強く願い叶えていきたいです。